テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが13日、「2016年テレビ番組出演本数ランキング」を発表した。1~3位はTOKIO国分太一(659本)、バナナマン設楽統(621本)、ハライチ澤部佑(480本)と、昨年からの3強は変わらず。一方、ベスト20圏外から5位に大躍進したのが、ハリセンボン近藤春菜(457本)だ。
「やはり、帯のレギュラーを持っているタレントは強い。国分と設楽の出演本数は群を抜いていますからね。その点、帯を持たない澤部が昨年に続き3位と、その安定感は大したものです。近藤は女性部門でも、昨年1位だった小島瑠璃子(413本、全体8位)をかわしてトップに立ちました」(テレビ情報誌記者)
ベスト20を見渡すと、やはりバラエティ番組などへの出演機会が多いお笑い芸人のランクインが目立つ。7位の加藤浩次(421本)、9位のくりぃむしちゅー上田晋也(411本)、10位のオアシズ大久保佳代子(410本)、13位のオードリー春日俊彰(399本)、14位のサバンナ高橋茂雄(393本)など、常連組がズラリ。圏外からランクインしたのは11位のバナナマン日村勇紀(408本)、15位のおぎやはぎ矢作兼(391本)、17位のアンジャッシュ渡部建(388本)といった面々だ。
「常連組で気になるのは、昨年6位だった有吉弘行が今年は15位タイと大きく順位を下げていること。例の夏目三久との熱愛・妊娠騒動で、業界のドンと称される田辺エージェンシーの田邊昭知社長の逆鱗に触れ、今後干されるのでは、との臆測も流れているので、来年はさらに露出が減るかもしれません」(同)
また、ランクインした人気芸人たちのコンビとしての出演本数に目を向けると、興味深い事実が明らかになる。
「帯のピン仕事で出演本数を稼いでいるように見える設楽ですが、実はバナナマンとしての出演本数のほうが345本と多い。実際、テレビで彼らを見ない日はないほどで、コンビとして絶大な人気を誇っているという前提があるわけです。矢作もおぎやはぎとしての出演本数が295本と、ピン出演に比べて圧倒的に多い。一方、澤部のハライチはわずか56本、大久保のオアシズは50本、高橋のサバンナは99本、渡部のアンジャッシュが77本と、コンビ出演に対して極端にピン出演が突出しています。本人たちの人気に比べて、コンビとしてはそれほどでもないと言えるかもしれません。いずれにせよ、コンビ間の格差が心配になりますよね」(同)
そう考えると、理想的な状態にあるのがバナナマンとおぎやはぎ。特にバナナマンは出演本数に限れば、当代随一の人気コンビといえそうだが、実はこれを上回るのがブレークタレントにも選出されているトレンディエンジェルの355本。思わぬ伏兵の登場だが、一過性のブームで終わるのか、それともこの勢いがそのまま続くのか、来年のランキングが見ものである。