朝ごはん食べ元気習慣 食育キャラ

宮城県山元町は新しい食育推進のマスコットキャラクターを発表した。東日本大震災の影響もあってか、県平均を上回る若者世代の朝食欠食率の改善に向け、子どもたちへの啓発活動で活用する。
キャラクターは、地元児童から応募のあった36点から選出した7点が原案となった。コメをイメージした「米(まい)ちゃん」や町内で栽培が盛んなパプリカをモチーフにした「レインボーパプリカちゃん」など、主に地元の食材や郷土料理を擬人化した。
町は、キャラクターのイラストが入った「朝ごはんを食べよう」と呼び掛けるチラシを児童に配布。今後、手軽に調理できる朝食メニューの提案や親子料理教室の開催なども検討する。
町によると、本年度の20、30歳代の町民の朝食欠食率は31.1%で、県平均27.8%を上回る。
町保健福祉課は「夜型の生活習慣に加え、東日本大震災で崩れた生活リズムを取り戻せていないと思われる。脳の働きと体の成長を促す朝食をしっかり取る習慣を早い段階から身に付けさせたい」と狙いを語る。

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