朝の一杯は紅茶派?コーヒー派?・・・慌ただしい気分の日本は紅茶飲用率が最下位

慌ただしい朝の日本では紅茶の飲用率が低く、すがすがしい朝を迎えているインドでは紅茶がトップ。紅茶先進国の英国やインドでは「紅茶は朝飲むもの」 ――。森永乳業が9月8日からの「リプトン 朝の紅茶」シリーズの発売に際して実施した世界の「朝の飲料」調査で、紅茶の飲用習慣の違いがわかった。特に 紅茶を飲む時間帯については、日本では“アフタヌーン・ティー”などの言葉のイメージからか午後に飲む傾向が強いことに対し、英国やインドなど紅茶の飲用 頻度が高い国では朝の飲用率が高く、特徴的な結果になった。

調査は、日米2カ国に加え、紅茶と縁が深く、紅茶先進国である英国とインドの計4カ国に在住する20~60代の男女を対象に実施。各国110名で性年代別に均等割付をした回答を分析した。調査期間は2015年8月19日~25日。

1日の始まりである朝に、頻繁に飲む飲料を比較したところ、日本では「コーヒー」(30.9%)が多く、次いで「牛乳・豆乳」(21.8%)で、「紅茶」 は5.5%だった。米国は、「コーヒー」(54.5%)が大多数。英国もトップは「コーヒー」(35.5%)だったが、「紅茶」(23.6%)も2番目に 多かった。インドのトップは「紅茶」(34.5%)で「コーヒー」(30.0%)を上回った。4カ国の中ではインドが「朝に紅茶を飲む」習慣を持つ人が最 も多い国だった。

4カ国全体で、朝には「コーヒー」と「紅茶」の双方が親しまれているが、日本と米国では「紅茶」が1割未満(米国は6.4%)とわずかで、「コーヒー」との差が目立った。

次に「紅茶」を1日を通してどの時間帯に飲まれているのかを時間帯別で比較すると、インドは「朝」(34.5%)が群を抜いて多く、次に多い「午前中」 (10.9%)、「午後」(10.0%)と比較しても3倍以上の差があった。また、「紅茶」の飲用率が高い英国も「朝」(23.6%)に飲む人が1日の中 で最も多かった。

一方、日本は「午後」(13.6%)の時間帯が最多で、「朝」(5.5%)の飲用率は4カ国で最下位になった。米国も 傾向的には日本と同じで「午後」「午前」(ともに10.9%)の時間帯が多く、「朝」は6.4%だった。この対照的な結果から、紅茶先進国では「紅茶」と いえば「朝飲むもの」であり、生活に“朝の紅茶”が根付いている様子がうかがえた。

最後に、「朝」の飲料に関連して各国の「朝」の時間 帯に対しての意識や気分について調べると、日本は約2人に1人が「ゆったりと過ごす時間がなかなかない」(48.2%)と回答し、4カ国の中では突出した 多さになった。「とにかく忙しい」(28.2%)が続いたことから、日本では1日の始まりを慌ただしく過ごしている様子が読み取れた。
半面、 「朝」に「紅茶」派が多かったインド、英国は日本と対照的で、インドでは「すがすがしい気分でいっぱいだ」(66.4%)がトップ。英国は、「夜よりも仕 事の効率が良い」(39.1%)がトップで、「とにかく忙しい」(38.2%)が続いたものの、比較的ポジティブな気分が上位に挙がっている。米国は「と にかく忙しい」(44.5%)がトップだった。

朝に紅茶を飲むことが多い国では、朝をポジティブに捉える傾向が強く、ネガティブに受け 止めている日本とは差が見られる結果になった。ただし、日本でも「紅茶」自体が飲まれていないわけではなく、「午後」が主な飲用シーンであり、英国やイン ドのように“紅茶=朝飲むもの”というイメージを持っている人がまだ少ないことが一因とも考えられる。

9月8日に全国で発売された「リ プトン 朝の紅茶」シリーズは、慌ただしく、なかなかゆったりした時間がとれない朝に、すっきりした目覚めを届けたいという想いを込めた新商品だという。 「リプトン 朝の紅茶 レモンティー」は、隠し味にハーブフレーバーを使用し、香り高い紅茶にシチリア産レモン果汁を加えてすっきりとした味わい。「リプ トン 朝の紅茶 ピーチティー」は、国産白桃果汁を加えたすっきりした味わいで、さわやかな目覚めが体験できる。(編集担当:風間浩)

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