朝食はモスで白石温麺を 仙台、八戸など全国49店実験販売

モスフードサービス(東京)は、宮城県白石市特産の温麺(うーめん)を使った朝食メニューの実験販売を全国のモスバーガー49店で始めた。2014年度の新メニュー導入に向け、購入客の反応や調理効率などを検証する。
 名称は「モスの朝麺 温麺」で、白石市内の業者が製造する温麺を使っている。スープは野菜たっぷりの「生姜(しょうが)と醤油糀(しょうゆこうじ)」、韓国風の「プゴク」、中華風の「かき玉コーン」の3種類を用意した。いずれも320円。
 温麺は油を使わず製造し麺が短いことから、「食欲のない朝でも体に優しく、手軽に食べられる」と企画。屋台や市場で食べるアジアの朝食をヒントに商品化することにしたという。
 広報IRグループは「朝食のスタンダードであるパンやごはんではない、第3の選択肢として麺を提案したい。幅広い客層に食べてほしい」とPRしている。
 ほかに、ライスバーガーの朝食膳(380円)や5種類のホットサンド(各190円)もそろえ、長ければ1年間実験販売を行う。いずれも販売時間は開店から午前11時まで。東北の対象店は八戸、弘前、仙台、秋田、いわきの5市の計10店。

タイトルとURLをコピーしました