木村拓哉「ジャニー喜多川氏性加害問題」でCM消滅報道ウラにジャニーズの「深刻なスポンサー離れ」

故・ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害問題は収まるどころかどんどん深刻化していっているようだ。

ジャニーズの顔とも言える元SMAP木村拓哉が、性加害問題を受けてCMが白紙になっていたことを週刊文春が報じた。

記事によれば、取りやめになったのは『資生堂』が新たに展開する高級メンズ化粧品のCM。木村をイメージキャラクターに起用する予定だったが、性加害問題が解決していないと判断し白紙になったという内容だ。

「ジュリー社長が動画でメッセージを投稿し謝罪したものの〝知らなかった〟というにわかに信じがたい発言をしたことで、世間の不信感はより一層高まったといえます。過去に文春の性加害に関する記事が裁判になっており、性加害については認められている。

にもかかわらず、現社長が知らなかったというのは通らないでしょう。大した問題にならないと〝たかをくくって〟放置していたとしか考えられない」(女性誌記者)

ジャニーズ事務所は5月26日に「再発防止特別チーム」を設置し、元検事総長や精神科医などのメンバーが対応に当たっている。このチーム第三者委員会のような役割を担えるかどうかは不明だが、ジュリー社長は調査を待つとして、自身がコメントをすることはあれ以来一切ない。

木村といえば昔からギャッツビーやメンズTBCなど〝男の美〟を象徴するCMタレントとしても重宝されてきたが、文春によると、資生堂は海外での売上比率が7割超えでリスク管理意識が高く、

「この状況下でジャニーズと契約するのはまずいのでは」

との声が上がったという。

「ジャニー氏が生前にやったことで、タレントはどちらかというと被害者側という側面もある。だからタレントに罪はないし、タレントの仕事が減ることは〝お門違い〟という意見も多いですが、一方でプロダクションというのはタレントを使って稼いでいるわけであって、CMやテレビの仕事のギャラはタレントだけでなく当然事務所にも渡ります。

だからこそスポンサーは調査チームの結果が出ていないうちは慎重にならざるを得ない。調査結果が出たとしてもジャニーズ事務所がクリーンなイメージに戻ることは難しいかもしれません。さらにタレントが退所したり、滝沢秀明氏が率いる『TOBE』に移籍したりということが今後も増えていくと思います」(スポーツ紙記者)

関連性は不明だが、虫さされの『ムヒシリーズ』のCMイメージキャラクターも、10年以上もジャニーズタレントが務めていたが、今年3月に「スターダストプロモーション」所属の中川大志に変更となった。

少年達を傷つけ続けたジャニー氏の負の遺産。タレントやスポンサーが離れ続けている現状は、ある意味で自業自得なのかもしれない――。

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