未来のラブレター織姫像に託して 仙台七夕・新企画の内容固まる

 ことしの仙台七夕まつり(8月6~8日)の新たなイベント内容が、12日開かれた同まつり協賛会「笹飾り・行事部」の実行委員会で固まった。より多くの市民が集い、特に若い世代が楽しめるようにと、「織姫(おりひめ)プロジェクト」や野外カフェの開設を盛り込んだ。
 「織姫プロジェクト」は、まつり広場となる勾当台公園市民広場(仙台市青葉区)の「織姫像」にスポットを当てた企画。ライトアップや、家族や恋人に宛てた手紙が1年後に届く「未来郵便局」の開設、市民がさまざまな芸術体験できる催しなどを行う。
 野外カフェは、定禅寺通グリーンベルトの一角にテーブルといすを設置して実施。周辺にキャンドルアートや昔の仙台七夕の写真なども展示し、憩いの空間とする。
 昨年、ステージイベントとして3年ぶりに復活した「七夕踊り」は、会場を市民広場と定禅寺通を結ぶ「つなぎ横丁」に移動。被災地の住民らにも参加を呼び掛け、にぎやかに踊りの輪をつくる。
 中心部以外の七夕飾りを見学する「周辺部七夕バスツアー」も企業主催で4年ぶりに復活。まつり中日の7日に北、南の2コースを運行する。

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