未来照らせ94の言葉 石碑完成・村田

未来に伝えたい言葉を刻んだ石碑が村田町村田の城山公園に登場し、設置記念式典が11日、現地であった。地元の子どもたちや全国の俳句・詩の愛好家から寄せられた言葉を刻んだ94の石碑が遊歩道に並んだ。
東京の出版社、国民みらい出版が取り組む「日本芸術石碑設置プロジェクト」の一環。台湾にある大学2カ所に続く設置で、国内は初めて。高さ30センチほどの石碑に俳句や短歌、現代詩、書などが記されている。
「最後まであきらめないで駆けぬけろ いつかは叶(かな)う希望の未来」を考えた村田一中1年高橋佳菜さん(12)は「諦めない気持ちが夢につながるとの 思いを込めた」。短歌が選ばれた同町の主婦佐藤松子さん(85)は「40年以上前の作品。ずっと残るので恥ずかしさとうれしさがありますね」とはにかん だ。
式典には町関係者や全国の応募者ら約60人が参加した。同社の小林義隆社長はあいさつで「美術と共に詩歌の魅力を伝えていきたい」と述べた。
城山公園は入場無料。石碑は誰でも自由に見学できる。

タイトルとURLをコピーしました