本初のスマホ向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」、TVと異なるソーシャル番組

2012年4月から多様なモバイル端末を対象にマルチメディア放送を始めるmmbiが、新たにスマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」の概要を明らかにした。名称には、従来のテレビにできないことをする、テレビを超えたテレビになる、という意味を込めている。
mmbiはNTTドコモなどが出資する新会社。地上アナログ放送の停波によって空く周波数帯を使って、多様なモバイル端末に向けたマルチメディア放送を行うサービス「モバキャス」を運営する予定だ。
モバキャスは放送中の番組をワンセグより高画質で即時視聴できるほか、利用者が見たい映画やドラマなどを選んで受信、保存し、いつでも再生できる。サービス開始1年目は東名阪を中心に日本の総世帯の73%をカバーし、3年目には全国主要都市を網羅して世帯カバー率を91%まで高め、5年目にはほぼ日本全国に広げる。
NOTTVは、このモバキャスで、スマートフォン向けに番組を放送する局となる。従来のテレビともインターネットのビデオオンデマンド(VOD)とも異なるサービス内容を計画しており、ソーシャル機能を重視した番組を用意する方針。また時間や場所に縛られず、視聴者の見たい番組が手間をかけずとも自動で届くような仕組みにするとしている。
専用のロゴなども発表している。NOTTVのつづりの中の「o」をキャラクター化して、遊び心や楽しさを表現したという。またキャラクターの口は、スマートフォンのディスプレイを模している。詳しい番組内容や料金体系などについては、決定次第明らかにするという。
(植木 皓=ニューズフロント)

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