本名まで失った彼女に公正取引委員会は動きを見せるのか

公正取引委員会がジャニーズ事務所の圧力に注意を行ったという報道に対し、ネット上では「のん」こと能年玲奈さんの事が話題になっています。そして、能年さんのマネージメントに関わっている福田敦さんが、圧力の存在を明かしていました。

先日、公正取引委員会がジャニーズ事務所に対し、「SMAP」解散後にジャニーズ事務所から独立した稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3名を出演させないようにテレビ局に圧力をかけていた疑いで、独占禁止法違反につながる恐れがあると注意した事が報じられ、話題になっていました。

そんな中、ネット上では「のん」こと能年玲奈さんに対する圧力が話題になっています。

2016年に所属事務所から独立し、現在は「のん」の芸名で活動している能年玲奈さん。本名である「能年玲奈」を芸名として使用するには前事務所に許可が必要として、事実上使用不可であることが過去に週刊誌で報じられていました。

更に、能年さんが主演声優を務めたアニメ映画『この世界の片隅に』では、映画公開のプロモーションがNHKを除くテレビ・ラジオ・新聞等のマスメディアで一切報道されないという事態になっていました。そして、能年さんが主演である連続テレビ小説『あまちゃん』の映像を使う際には、彼女の出演シーンをカットして使用するという対応がされているといいます。

参考記事:能年玲奈、元所属事務所に謝罪 頼りにしていた小泉今日子が”微妙な状況”で白旗を覚悟か? | TABLO

今回、公正取引委員会がジャニーズ事務所の圧力を注意したと報じられたことによって、能年さんが受けている圧力についても注目が集まりました。

ネット上では、

「SMAPへの圧力も本当に見直されるべきことだと思うけど、個人的には能年玲奈ちゃんが報われてほしい。公正取引委員会は本名まで奪ったレプロはスルー?」

「能年玲奈の前事務所のレプロも注意してくれ!てか、注意じゃなくて指導しろや!!」

「能年玲奈ちゃんは本名を本人に返してあげてほしい」

「のんちゃんこと能年玲奈ちゃんは本名使わせてもらえない、テレビに出れてない。これもそうとか圧力かと思う。これもなんとかしてほしい問題」

といった声が多数寄せられていました。

こうした事態を受け、3年前から能年さんのマネージメントに関わっているという福田敦さんが、

『”のん”こと能年玲奈(本名)も話題になっているようですね』と今回の話題についてコメントしています。その中で『テレビ局の若い編成マンから本当にたくさんの素晴らしい企画、脚本などオファを頂きました。しかし、お話が進むうちに、上司や担当役員によって突然潰されてしまうことが繰り返されてきました』と、圧力の存在について語っています。

CMなどには出演できているものの、女優である能年さんが3年もの間、ドラマ出演が出来ない事は異常とし、『エンターテイメント産業も、ひとつの立派な産業であるならば、このような古い体質を変えていかなければなりません。』としていました。

今回の公正取引委員会がジャニーズ事務所の圧力に注意を行ったという報道は、能年玲奈さん始め多くの人の芸能人生に光がさす第一歩なのではないでしょうか。これを機に事務所の権力に関係無く、俳優やアーティストがその才能を発揮できる世界になっていくことを願います。(文◎絹田たぬき)

タイトルとURLをコピーしました