本堂にジャズ好き集結、軽快なリズムにノリノリ 仙台で「寺ジャズ」

仙台市青葉区新坂町にある寺院、充国寺で29日、本堂にサックスやピアノの軽快なリズムが響く「寺ジャズ」があった。地域住民やジャズファンら約120人が集まり、楽しいひとときを過ごした。

 宮城県美里町のサックス奏者名雪祥代さん、仙台を拠点に活動するトランペットやサックスの若手奏者らが出演。ジャズの定番曲や新たな創作曲を次々に披露した。仙台市出身の土井晩翠が作詞、滝廉太郎が作曲した「荒城の月」をアレンジした楽曲もあった。

 近くに住む無職進藤泰之さん(68)は「ジャズが好きでノリノリで楽しんだ。今回のイベントをきっかけに新坂町を訪れる人が増えてほしい」と話した。

 寺ジャズは名雪さんや地元住民でつくる実行委の主催。歴史ある街並みを巡ってもらおうと2022年に「寺フェス」を始め、今回からジャズを名称に盛り込んだ。充国寺近くのギャラリー「遊彩工房 花言葉」ではこけ玉や小物入れを作る体験コーナーを用意。キッチンカーも駆け付けた。

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