宮城県大衡村に建設が予定される半導体製造工場の稼働時期について、企業側が2027年から26年に前倒しする意向を示したことが分かりました。村井知事は「企業側の意向を最優先にして対応する」と述べました。
村井知事: 「まずは工場の大きさ、立派さに、大変度肝を抜かれた、驚かされた」
5月2日、大衡村に建設予定の半導体製造工場のモデルとなる台湾の新工場「P5(ピーファイブ)」の開所式に出席した村井知事。7日の会見で、今年後半にも着工する大衡村の工場について「円安もあり日本に投資してくれる環境が整ってきている」と改めて期待感を示しました。
そして、工場の投資規模について、これまで想定されていた8000億円から9000億円になる見込みだと明らかにしました。
また、企業側が新工場の稼働時期を2027年から26年に前倒したいとの意向を示したことについて次のように述べました。
村井知事: 「できるだけ前倒ししたいという考えであることは、よくわかりました。宮城県は(運営企業の)PSMCやSBIホールディングスの考えに則って、その意向を最優先にして対応する」
村井知事は、台湾からの技術者の受け入れやインフラ整備などを計画的に進める必要があると話しました。