来春開校のトヨタ東日本学園 社会人研修生の募集開始

トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は、2013年4月に本社敷地内に開校する企業内訓練校「トヨタ東日本学園」で受け入れる社会人研修生の募集を始めた。定員は短期(5日間)中期(40日間)長期(225日間)の3コース合わせて延べ255人。地元企業の若手を中心に人材育成を進め、東北の技術力向上につなげる。
 東北企業の在籍者が対象。短期は溶接、回路、ロボット制御など9分野ごとに5日間の連続講座を14年3月まで計24回行う。定員は1回10人で複数分野の受講もできる。
 中期は定員10人で生産設備の保守・保全技術者を養成する。開催時期は13年9~10月で、機械組み付けと電気制御を全般的に学ぶ。
 長期コースは定員5人で期間は13年4月~14年2月。大衡村内のトヨタ東日本の寮で暮らしながら、自動車の構造、生産設備、トヨタ生産方式などの指導を受ける。工業高の機械科か電気科の卒業資格が必要で、13年4月1日時点で20歳以下の年齢制限もある。
 受講料は短期4万3000円、中期33万7000円、長期93万5000円。長期はほかに寮費計60万5000円と、海外視察の研修費37万円が必要となる。
 トヨタ東日本学園の校舎は年内に完成予定。工業高の新卒者を1年間指導するのがメーンとなる。新卒1期生(定員15人)の募集は締め切った。
 社会人研修生の申し込みは12月5日まで。連絡先はトヨタ自動車東日本人材育成室022(765)6368。

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