来月開校の東松島・鳴瀬桜華小 校歌作曲、中村雅俊さん披露

宮城県東松島市の小野小と浜市小が統合され、4月に開校する「鳴瀬桜華小」の校歌が出来上がり、作曲した歌手で俳優の中村雅俊さん(宮城県女川町出身)が21日、小野小で児童らに披露した。
 校歌のタイトルは「花になろう」。中村さんの呼び掛けに応え、松井五郎さんが作詞した。穏やかで優しいメロディーで、歌詞には地元の四季の情景や、絆や夢を大切にしてほしいという願いが織り込まれた。
 お披露目式には小野小と、校舎が東日本大震災で被災し同校で授業を受けている浜市小の児童計約250人が参加。ピアノの伴奏に合わせ、中村さんがギターを弾きながら歌った後、子どもたちに歌唱指導した。
 小野小5年の相沢真恋さん(11)は「優しい歌を作ってもらい、うれしい。新しい友達とも絆を結べるよう、心を込めて仲良く歌っていきたい」と話した。
 校歌制作は市教委が昨年10月、被災地を支援している中村さんに依頼した。中村さんは「歌うことの喜びを感じられる曲に仕上がった。いつまでも楽しく歌い継いでほしい」と述べた。

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