気象庁は16日、関東甲信と東海、近畿、中四国、九州(奄美地方含む)が21日ごろから1週間程度、気温が平年よりかなり低くなる可能性があるとして「異常天候早期警戒情報」を発表した。
この夏は、6月下旬や7月中旬に猛暑となったが、7月下旬にほぼ全国的に気温が平年を下回るなど、乱高下が目立つ。気象庁によると、21日から8月末にかけて、日本列島は北からの寒気の影響を受ける見込みだという。向こう1週間の予報では、東京都心(大手町)の最高気温は21日に29度と30度を下回る予想で、的中すれば18日ぶりに30度以上の「真夏日」から解放されることになる。
16日は厳しい残暑が続き、最も暑かったのは群馬県館林市の37・1度。真夏日を記録した地域気象観測システム(アメダス)は594地点、うち35度以上の猛暑日は32地点に達した。