日本政府観光局は2日、英紙ガーディアンがまとめた満足度が高い今年の観光地ランキングのうち、都市別の部門で東京が初の1位に輝いたと発表した。国別の部門でも日本は、「地上の楽園」ともいわれるインド洋の島しょ国モルディブに続く2位に入った。昨年のランキングでは東京は圏外、日本は5位にとどまっており一気に躍進した。
同紙旅行欄の編集長は「ネオンやハイテクなどの革新性と歴史文化の共存が日本の魅力」と評価。政府観光局は「この1年でガーディアンや各旅行誌で日本が取り上げられる機会が増え、認知度が高まったためではないか」と分析した。
ランキングは、実際にその地を訪れた同紙の読者が満足した割合の高い都市などを集計。東京は97・4%で2位のベルリンが96・9%。国別では首位のモルディブの満足度97・8%に対し日本は97・5%だった。