東京の外国人客、476万人…初の減少 不況、新型インフルが影響

平成21年に東京を訪れた外国人旅行者は前年比10・8%減の約476万人で、16年の調査開始以来初めて減少したことが9日までの都の調査で分かった。都観光部は20年後半以降の世界金融危機による不況や、新型インフルエンザの流行が影響したとみている。
 外国人旅行者が都内で消費した金額は15・9%減の約2816億円、外国人宿泊客1人当たりの消費額も約9万9千円と20年から約1万円減った。
 都によると、21年に東京都を訪れた旅行者は約4億2千万人(前年比2・3%減)で、うち国内からの旅行者は約4億1600万人(同2・2%減)だった。
 都観光部は、22年は羽田空港の国際線拡大や中国人の個人観光ビザ発給要件が緩和されたことから、外国人旅行者数は回復するとみている。

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