都市問題を研究している森記念財団(東京)が16日発表した2013年の世界主要40都市の総合力ランキングによると、東京は調査を始めた08年から6年連続で4位となった。1位は2年連続でロンドン。2位ニューヨーク、3位パリも前年と変わらなかった。
財団は「法人税率が高いことや、世界でトップレベルの企業、大学が相対的に減ったことなどから、東京は5位のシンガポール、6位のソウルに差を詰められている」と、順位低下に警鐘を鳴らしている。
一方、20年の東京五輪開催が決まったため、空港の利便性を高めるなどの施策を進めた場合は、パリを抜く可能性があるとも指摘した。