2019年8月27日、韓国メディア・ニュースワークスは「2020年東京パラリンピックのメダルのデザインが旭日旗に似ている」と指摘した。
国際パラリンピック委員会は25日、2020年に開催される東京パラリンピックのメダルを公開した。メダルのデザインは、中心にパラリンピックの公式ロゴがあり、下部から直線が放射線状に広がっている。デザインのコンセプトは「扇」で、委員会は「パラリンピック競技が多様な精神と心をつなぐ共有体験を提供し、世界に新鮮な風を送るという意味」と説明している。
しかし、このデザインについて記事は「丸い形の公式ロゴを下に移すと旭日旗に似ている」と指摘している。韓国で旭日旗は「日本の軍国主義の象徴」としてタブー視されている。韓国の広報活動をする誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は「日本は過去にもW杯や夏季五輪などの代表ユニフォームに旭日旗デザインを使った」とし、「日本は最近、外務省や防衛省のHPの広報ページで旭日旗の正当性をPRする動きも見せている」と指摘したという。
これを見た韓国のネットユーザーからも「どう見ても旭日旗」「見た瞬間に目を疑ったよ」「他の被害国と共に抗議するべき」「優勝しても韓国の選手はメダルを首にかけられない。出場しない方がよさそう」「韓国はすぐにボイコットを宣言しよう」など批判の声が上がっている。一方で「扇だって言ってるじゃん」「拡大してみたら扇にしか見えない」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)