【AFP=時事】国際サーフィン連盟(ISA)のフェルナンド・アゲーレ(Fernando Aguerre)会長は22日、2020年東京五輪のサーフィン競技について、ウェーブプール(人工波プール)ではなく、千葉県の釣ケ崎海岸で開催すると明かした。
ISAのアゲーレ会長はこの日、AFPに対して「ISA、国際オリンピック委員会(IOC)、そして2020年東京五輪の主催者の支持の下、サーフィン競技は千葉の釣ケ崎海岸で行われることに決まった」と語った。
サーフィン競技の会場をめぐっては、世界的サーファーのケリー・スレーター(Kelly Slater、米国)が今月、プロサーキットを管轄するワールド・サーフリーグ(WSL)が主催した大会でウェーブプールのコンセプトを披露していた。
その際、スレーターは同様のプロジェクトが東京でも使われる可能性を示唆し、WSLのソフィー・ゴールドシュミット(Sophie Goldschmid)最高経営責任者(CEO)も、五輪開催時期の日本の海の波はベストではないとして、主催者側がウェーブプールの使用を検討することを願っていると話していた。
しかしながら、主催者側はすでにプロ大会の会場にも使われている釣ケ崎海岸を最終的に支持。ISAのアゲーレ会長は「これまでもISAはウェーブプールのテクノロジーを支持、提唱してきた」「今後もウェーブプールの発展には注視するつもりであり、新たな案についてはサーフィン団体と連携していく。そうすることがサーフィン競技の発展に帰すると考えている」と付け加えている。【翻訳編集】 AFPBB News