東京五輪聖火リレー 通過自治体変わらず 仙台の祝賀会場は変更

東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、新型コロナウイルスの影響で大会とともに1年延期された五輪聖火リレーの通過自治体や、各日最後の祝賀行事「セレブレーション」の会場を発表した。通過する市町村数は変わらないが、ルートや祝賀会場などは一部で変更があった。
 聖火リレーは来年3月25日、福島県楢葉町、広野町のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタート。計約1万人のランナーが47都道府県の859市区町村を121日間かけて走り、7月23日に開会式がある東京・国立競技場に聖火をつなぐ。
 東北では、仙台市(6月21日)のセレブレーション会場が、新型コロナ感染防止対策として、延期前に予定されていた勾当台公園市民広場(青葉区)から、市陸上競技場(宮城野区)に変更された。
 組織委は「地域住民と関係者の安全安心に努める」と新型コロナ対策を徹底する方針で、年内に対策のガイドラインを各都道府県の実行委員会に示す。車列を減らすなど簡素化も図る。
 著名人ランナーの参加が焦点となっているが、「(見送りは)現時点では考えていない」と説明した。
 東北各県の日程は福島が3月25~27日。ほかの5県はいずれも6月で山形が6、7日、秋田8、9日、青森10、11日、岩手16~18日、宮城は19~21日。
 走行ルートや予定時間などの詳細は、来年2月中旬ごろに発表の予定。

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