家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる東京23区の消費者物価指数は、先月中旬時点での速報値で前の年より4.0%上昇しました。40年8か月ぶりの歴史的な上昇幅です。 全国の指数に先立って公表され、先行指標として注目される東京23区の去年12月中旬時点での消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が103.9となり、前の年と比べて4.0%上昇しました。 1982年4月以来、40年8か月ぶりの歴史的に大きな伸び率です。 ▼都市ガス代が36.9%▼電気代が26.0%上昇するなど、エネルギー価格の上昇が続きました。 また、原材料高や円安などの影響で食用油やチーズ、ハンバーガーなど生鮮食品を除く食料が7.5%上昇したほか、ルームエアコンなど家庭用耐久財が11.0%、携帯電話機が22.1%上昇しました。 一方、宿泊料は去年10月に始まった政府の観光支援策「全国旅行支援」の影響で15.3%減少しました。