東京Vの存続決まる=来季の予算など承認―Jリーグ

 Jリーグは29日、東京都内で臨時理事会を開き、経営再建を目指している2部(J2)東京Vの今季の収支計画と来季の予算を承認した。これで、東京Vは来季も存続することが決まった。
 東京Vは今季、スポンサー収入が予定通り確保できないなど経営難に陥った。6月にJリーグ子会社のジェイリーグエンタープライズが全株式を取得し、Jリーグ事務局長の羽生英之氏が社長に就任。リーグ主導で再建の道を探っていた。
 新たな体制では、計13の企業と個人が株主となり、筆頭株主はスポーツクラブなどを運営するバディ企画研究所で約3分の1の株式を保有する。さらに、スポーツ用品販売大手のゼビオと、5年間の包括スポンサー契約を既に結んでいる。
 また、東京Vは臨時株主総会を開き、羽生社長の留任を決めた。同社長は、愛称の「東京ヴェルディ」とチームカラーの緑は今後も使用し、本拠地も味の素スタジアムを引き続き使用することを明らかにした。
 なお、羽生氏はJリーグを退職し、後任のJリーグ事務局長は佐々木一樹常務理事が兼任する。 

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