北海道新幹線の開業を機に東北と北海道の連携策を話し合うフォーラムが5日、北海道函館市で開かれる。地元4シンクタンクでつくる「新幹線ほくとう連携研究会」の主催。1年にわたって検討してきた地域活性化策を発表し、議論を深める。
開業に伴う詳細な経済波及効果の分析や北陸新幹線との比較を試みる。また、新幹線による医薬品や生鮮食料品の輸送を提言する。
研究会には、東北と北海道を拠点とする日本政策投資銀行系のほくとう総研のほか、はまなす財団(札幌市)、東北活性化研究センター(仙台市)、青森地域社 会研究所(青森市)が参加。青函圏の歴史、文化など幅広い視点を織り込んでほくとう連携の可能性を研究。近く報告書にまとめる。
フォーラムは午後2時半からロワジールホテル函館で。入場無料。連絡先は北海道新幹線新函館開業対策推進機構(函館商工会議所内)0138(23)1181。