東北のテレ朝系列6局、動画配信事業で連携 22日に「topo」始動 バラエティーなどスマホで視聴可能

東北のテレビ朝日系列6局(青森朝日放送、岩手朝日テレビ、東日本放送、秋田朝日放送、山形テレビ、福島放送)は22日、共同で番組や地域情報を配信するサービス「東北総合ポータル『topo(トポ)』」を開始する。東日本放送によると、東北エリアで全ての系列局が連携して動画配信事業を行うのは初めて。

topo発のコンテンツも制作、配信

 各局が制作した東北ならではの番組をウェブサイトで生配信、見逃し配信する。グルメや観光、バラエティー、音楽といった豊富なジャンルのコンテンツをカテゴリーごとに、スマートフォンやパソコンなどで視聴できるようになる。

 東北ゆかりのタレントやインフルエンサーらと協力し、topo発のコンテンツも制作・配信する方針。その後、地上波に環流させる手法も展開する。

 新サービスは22日午前10時に開始。(1)登録すれば一部を視聴できる無料会員(2)月550円で全コンテンツを視聴できる月額会員(3)1本当たりのレンタル料を支払い、期間限定で視聴する「レンタル」-の3種別で運用。登録なしで視聴できるコンテンツも用意する。

 新事業の構想は昨年10月に始動した。「とうほく」の頭文字と、英語で入り口を意味する「portal(ポータル)」を組み合わせた造語「topo」を名称に採用するなど、6局で準備を進めていた。

 東京・銀座の東日本放送東京支社で14日、記者会見した同社の藤ノ木正哉社長は「いかに視聴者にいいコンテンツを提供できるかが勝負。ユーザーが手軽に幅広く情報を得るためのポータルサイトに作り上げたい」と述べた。

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