国土交通省がまとめた東北の3月の新設住宅着工戸数は、前年同月比13・2%減の3434戸となった。マンションが大幅なマイナスとなったほか、持ち家も減少傾向が続いた。
県別の着工戸数は表の通り。岩手は2カ月連続で上回り、山形は3カ月ぶりに上昇に転じた。最も多い宮城は2カ月ぶりに前年割れとなり、青森は2カ月連続、秋田と福島は6カ月連続で減少した。
持ち家は10・1%減の1330戸と16カ月連続で減少し、貸家は2・1%減の1143戸。分譲は23・5%下回り、うちマンションは147戸(岩手96戸、宮城51戸)と70・7%のマイナスだった。
国交省は2022年度の新設住宅着工戸数もまとめた。東北は前年度比3・8%減の4万6601戸で、全国(前年度比0・6%減)より減少率が大きかった。
県別は宮城が1万7599戸(4・5%増)、青森5178戸(4・1%減)、岩手6649戸(2・3%減)、秋田3842戸(8・1%減)、山形4559戸(12・1%減)、福島8774戸(12・5%減)となった。唯一増えた宮城は持ち家が13・1%減少した一方、貸家が14・1%、マンションが37・9%それぞれ伸びた。