東北の味、世界へPR 食品メーカーが外国人招き試食会

東北の食品メーカー5社が、米国進出のための試食品評会を26日夜、宮城県松島町のホテル海風土で開いた。各社の食品を素材としたコース料理を提供、外国人モニターに味わってもらい、意見を聞いた。
 参加したのは「仙台味噌醤油(みそしょうゆ)」「海祥」「三陸オーシャン」「井ケ田」(以上仙台市)と「三奥屋」(山形県高畠町)。試食会では同ホテルの林正康総料理長が、各社の食品を使ってロブスターのみそ焼き、ギョーザ入りのコンソメチーズスープ、ホヤ塩パスタ、大福とチョコジェルのデザート、漬物すしロールなどの料理に仕上げた。
 モニターは、米国を中心にオーストラリア、カナダなどから来た在仙外国人22人。「どれもユニーク」「見た目が楽しい」と料理を楽しみながら、アンケート用紙に1品目ごとの評価を記入した。
 米国の業務用飲食店分野への進出を図る各メーカーを支援しようと、宮城県や仙台市、日本貿易振興機構(JETRO)などの協力で試食品評会が実現した。企画した横浜市のコンサルティング会社の大友文雄社長は「米国の日本食レストランへの販路拡大が目的。受け入れられる味を確立するために、今回の評価を商品開発に役立ててもらいたい」と話した。

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