東北の平均気温、6月は過去最高 宮城の降水量は最少

仙台管区気象台は1日、東北地方の6月の月平均気温が平年を2.1度上回り、1946年の統計開始以降で最も高かったと発表した。太平洋高気圧の影響で暖かい空気が流れ込みやすく、上旬を中心に晴れて強い日差しの影響を受けたため。宮城県では記録的な少雨となった。
 気象台は東北の17地点の観測値を基に平均気温を算出。全地点で平年を1.6~2.7度上回った。東北地方のこれまでの6月の月平均気温は、当時の平年比で2.0度プラスだった1991年が最高だった。
 梅雨前線が本州の南に停滞した影響もあり、東北南部では宮城県を中心に6月の月間降水量が平年を大きく下回った。仙台は43.5ミリと平年の約3割にとどまり、27年の観測開始以降、最少を記録した。
 宮城県内の6月の降水量はこのほか大崎市古川40.0ミリ、白石49.5ミリ、亘理38.5ミリなど。いずれも76年の観測開始以降で最少となった。

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