東北の新車販売13ヵ月連続減少 過去最低の水準に

東北運輸局がまとめた6月の新車新規登録・届け出台数は、前年同月比6・4%減の2万5588台と13カ月連続のマイナスとなり、統計を取り始めた2002年以降、過去最低となった。世界的な半導体不足と、新型コロナウイルス対策で上海市が講じたロックダウン(都市封鎖)による部品の供給不足が影響している。

 普通乗用車(3ナンバー)が11・5%減の6318台で、マイナスは10カ月連続。県別でも全県で登録が減少した。小型乗用車(5ナンバー)は9・8%減の5171台で、20カ月連続で減少した。県別では宮城を除く5県で減少した。

 貨物は25・9%減の1934台となった。軽自動車は一部メーカーで生産体制が整い、13カ月ぶりに増加し、1万1174台となった。

 田中由紀局長は「今夏は電力供給の逼迫(ひっぱく)による自動車生産への影響が懸念され、厳しい状況が続く」と分析した。

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