東北の新車販売3年ぶり減 19年度、震災時以来の40万台割れ 

東北運輸局が8日発表した東北6県の2019年度新車新規登録台数(速報値)は、前年度比4.2%減の39万2802台と3年ぶりのマイナスとなった。40万台に届かなかったのは、東日本大震災が発生した10年度以来。
 台数の推移はグラフの通り。乗用車は6県で減少し、5.0%減の19万3351台。うち普通(3ナンバー)は3.6%減の9万3501台で2年ぶりのマイナスとなり、小型(5ナンバー)は6.3%減の9万9850台と2年連続で減少した。
 貨物は宮城、福島を除く4県で減り、1.0%減の3万1089台と2年ぶりの減少。軽自動車は福島を除く5県で減少し、4.2%減の15万6871台で3年ぶりのマイナスとなった。
 今年3月の6県の新車新規登録台数(速報値)は、前年同月比11.2%減の4万8055台で6カ月連続のマイナスとなった。
 乗用車と軽自動車の登録台数は表の通り。乗用車の普通、小型と軽乗用車はいずれも6県で減少。普通は21.9%減の1万1123台、小型は6.1%減の2万4236台だった。
 東北運輸局の担当者は「9月までは微増傾向だったが消費税増税、台風19号があった10月以降は不調で、消費意欲の減退が長引いている。3月は新型コロナウイルスの影響も加わった可能性がある」と話した。

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