東北の百貨店「安心安全があってこそ」 接客従業員マスク解禁

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を防ぐため、東北の百貨店でマスク着用を認める動きが広がっている。「買い物客の不信を招く」との理由で原則禁止だった接客ルールを当面解除。各店は「笑顔が魅力のおもてなしも安心安全があってこそだ」と気を引き締める。
 仙台市青葉区の仙台三越は1月24日、三越伊勢丹ホールディングス(東京)からの通達を受け、従業員がマスクを着けられるようになった。同30日には衛生面を考慮し、食品売り場での着用を義務付けた。
 藤崎は同29日から、本館の店内案内と免税カウンターの各担当者にマスクを着けさせ、他は従業員に任せた。食品売り場の対応は検討中だ。
 同じく原則禁止だった川徳(盛岡市)も同25日、従業員の判断でマスクを着用できるよう通達を出した。うすい百貨店(郡山市)、さくら野百貨店(青森市)は以前から着用を禁止していないという。

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