東北の食材、ワインで 仙台サミットに120人参加

ワイン大手のメルシャンは24日、ワインとの組み合わせを通じて東北の食材の豊かさを発信する「東北ワインサミット2011」を仙台市青葉区の仙台国際ホテルで開いた。
 主力商品「シャトー・メルシャン」シリーズに使われているブドウを栽培する横手市と福島県会津美里町の生産者や、一般公募で集まった消費者ら約120人が出席。冒頭のあいさつで鈴木徹社長は東日本大震災に触れ「東北産ワインなどを通じて地産地消を促進したい」などと述べた。
 ワインパーティーでは東北2産地と日本固有のワイン専用ブドウ「甲州」を使ったそれぞれのワインとともに、石巻産銀ザケのムニエルや松島産アナゴの和風マリネなどが提供された。一般参加の多賀城市の主婦秋山たい子さん(63)は「魚介だけでなく肉料理にも合う。新鮮な驚き」と横手市産ブドウを使った白ワインを味わっていた。
 サミットでは「東北の食とワイン」をテーマにしたパネル討論もあり、横手市、会津美里町の生産者の代表者らが栽培の苦労などを語った。

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