東北コメ作況104確定 10アール当たり収量、青森が全国最多 20年産

東北農政局は9日、2020年産水稲の作柄概況(確定値)を公表した。東北の作況指数は104で、2年連続の「やや良」(102~105)となった。10アール当たり収穫量は19年産並みの586キロ。
 県別の指数は前回調査時点(10月15日現在)と変わらず「やや良」。青森、秋田が105、山形が104、岩手が103、宮城と福島が102だった。
 県別の10アール当たり収量は、青森が前年比1キロ増の628キロと全国最多。山形は5キロ減の622キロで、7月の日照不足や一部産地の水害被害が響いた。秋田602キロ(2キロ増)、福島562キロ(同)、岩手553キロ(1キロ減)、宮城552キロ(1キロ増)と続いた。
 東北の作付面積は前年比500ヘクタール減の38万1500ヘクタール。収穫量は223万6000トンで、前年を3000トン下回った。主食用は19年産と比べ2600ヘクタール減の34万2000ヘクタールで、飼料用米や輸出用米などへの振り分けが一定程度進んだとみられる。収穫量は200万トンで1万5000トン減った。
 地域別の指数は次の通り。

【青森】青森105、津軽105、南部・下北105
【岩手】北上川上流103、北上川下流102、東部104、北部104
【宮城】南部102、中部102、北部102、東部103
【秋田】県北105、県中央104、県南105
【山形】村山104、最上102、置賜103、庄内105
【福島】中通り102、浜通り103、会津102

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