東北・10月の新車販売45.1%増 補助金終了の反動か

 東北運輸局などがまとめた10月の東北の新車新規登録台数(速報値)によると、乗用車は1万8188台で前年同月比45.1%の大幅増となった。前年比プラスは2カ月連続。大幅増はエコカー補助金終了に伴って大きく落ち込んだ昨年10月の反動の影響も大きいとみられる。
 県別の販売状況は図の通り。乗用車、軽自動車とも6県全てで増加した。軽自動車は1年1カ月ぶりの前年同月比増となり、増加幅は統計がある2002年以降で最大。乗用車の増加幅も3番目に高い水準だった。
 ただ9月との比較では乗用車は2473台、軽自動車は110台それぞれ減少した。
 乗用車のサイズ別では普通(3ナンバー)が6県全体で36.9%増の7514台、小型(5ナンバー)が51.4%増の1万674台。軽自動車のうち軽乗用は44.6%増の1万366台、貨物は16.4%増の3690台となった。
 東北運輸局は「震災を受けた買い替え需要は続いている。タイの洪水による供給不足が深刻化しなければ、今後も前年比プラスが予想される」とみている。

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