東北三大祭り 全て中止 秋田竿燈も正式決定

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、秋田市で8月3~6日に開催予定だった秋田竿燈まつりの中止が13日、決まった。中止は戦争の影響を受けた1938~45年以来。市や市竿燈会などで構成する実行委員会が同日、市内で開いた総会で正式決定した。
 実行委会長の穂積志市長は「感染が日増しに拡大しており、終息しなければ開催は非常に厳しい。誠に残念だ」と説明した。総会では「大々的には難しいが終息後、町内会ごとに竿燈を上げることはできないか」などの意見が相次いだ。
 竿燈まつりは五穀豊穣(ほうじょう)を祈り病魔や邪気を払うとされ、270年近く続く。東北三大祭りに数えられ、昨年は4日間で約131万人が訪れた。青森ねぶた祭(8月2~7日)、仙台七夕まつり(同6~8日)は既に中止が決まっている。

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