東北全店「福島フェア」 福島県とローソンが連携協定締結

福島県とコンビニエンスストア大手のローソン(東京)は10日、福島市内で地域活性化を目的とした包括連携協定を締結した。締結を記念して東北6県のローソン全801店で11日から「福島フェア」と銘打ち、県産の食材を使った弁当やパンなどを販売する。
 協定は、県産食材の消費促進や県産品の販路拡大、観光振興など8項目。ローソンは地元食材を使った商品を開発し、県内の全96店で県の広報資料を配布する。県は同社の商品開発を支援する。
 福島県が同様の協定を結ぶのは、昨年4月のセブン―イレブン・ジャパンなどのグループ3社に続き2件目。
 締結式で佐藤雄平知事は「福島の食を広く発信し、県産品振興や観光促進につなげてほしい」とあいさつした。ローソンの新浪剛史社長は「地域に密着し必要とされるために、福島の食を大消費地に売り込んでいく」と語った。
 フェアは31日まで。会津名物の「ソースカツ丼」(498円)や、浪江町のB級グルメで太めんと甘めのソースが特徴の「なみえ焼きそば」(320円)など8商品を販売し、6県で約6000万円の売り上げを目指す。

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