東北大が外国人の生活を支援するセンターを設置

東北大は17日、仙台市と連携して外国人の生活を支援する「国際化共同推進センター」を設置したと発表した。世界最高水準の研究力を目指す「国際卓越研究大学」の正式認定を前に、増加が見込まれる外国人研究者や留学生、家族の困りごとの解決を目指す。

 外国人支援の情報などを掲載した専用ウェブサイトを開設。市や区役所、仙台多文化共生センターと共同で、行政手続きの円滑化や外国人向け医療体制の充実、日本語学習の場づくりなどの事業を進める。

 既設の東北大国際サポートセンターを中心に、関係部署の職員が事業に横断的に関わるプラットフォームの役割を果たす。事務所、専従職員は置かない。

 東北大は25年後までに外国人研究者を300人から1000人、留学生を2000人から7000人に増やす目標を掲げる。担当者は「外国人の受け入れ態勢の整備は、日本人も暮らしやすい環境づくりにつながる。関係機関と知見を共有して課題を解消していきたい」と語った。

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