東北大サイエンスカフェ特別版、宮城・被災3地域で出前講座

 東北大は、震災復興支援事業として「サイエンスカフェ」の特別版「スマート・エイジング出前カレッジ」を、7月から宮城県内の被災3地域4会場で開く。気軽に研究者の講演を聞くことで住民の知的好奇心を活発にし、復興への活力を養ってもらう。
 出前カレッジは3カ年計画で、1会場ごとに年3回実施する。本年度は「愉(たの)しいエイジング」と銘打ち、「元気を生み出す心の習慣」など、加齢とうまく付き合うノウハウを伝授する。参加者には飲み物と菓子を提供する。
 会場は、宮城県石巻市が石巻中央公民館。気仙沼市は2会場で、面瀬地域ふれあいセンターと大谷公民館。亘理町は町中央公民館。石巻、亘理両会場の開催時間は午後1時半~2時半。気仙沼2会場は時間をずらし、同内容で開催する。時間は大谷公民館が午前10時半~11時半、面瀬地域ふれあいセンターが午後2時半~3時半。
 定員各100人。申し込み不要。連絡先は東北大加齢医学研究所出前カレッジ係022(717)8504。
 開催日とテーマ、講師は次の通り。
 【石巻会場】7月21日「美しさを願うことがもたらすもの」(阿部恒之教授)▽9月8日「しなやかな血管で健やかな長寿」(佐藤靖史教授)▽10月20日「画像で見る脳の加齢」(福田寛教授)
 【気仙沼会場】7月7日「高齢者の肺炎を予防しよう」(大類孝教授)▽9月15日「脳を鍛えてスマート・エイジング」(川島隆太教授)▽10月13日「薬を暮らしに生かす知恵」(村井ユリ子准教授)
 【亘理会場】7月1日「元気を生み出す心の習慣-脳科学からの提案」(筒井健一郎准教授)▽10月6日「心筋梗塞や脳卒中の予防法について」(堀内久徳教授)▽10月27日「病は口から? 高齢者の肺炎と手術後の肺炎の話、たばこと依存症の話」(星川康助教)

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