東北大スイーツ販売 11日・ホームカミングデー

 東北大は11日、オリジナルスイーツを発売する。仙台市青葉区の川内キャンパスなどを一般開放する「ホームカミングデー」に合わせた取り組み。農学部が生産したブルーベリーを使い、市内の和洋菓子店が創作した。
 商品はブルーベリージャムを白あんと混ぜて中に入れた餅やロールケーキなど約30種類。紅色のマカロンは校章のモチーフのミヤギノハギをイメージした。川内萩ホール前に設置するブース「KIZUNAスウィーツタウン」で、当日限りの販売となる。
 商品開発は、東北大の依頼を受けて市内の「カズノリイケダアンディヴィデュエル」(青葉区一番町)「パティスリーエピス」(青葉区上杉)「あさべや」(太白区八本松)が担当した。
 原材料には大崎市鳴子温泉にある農学部の実験農場で栽培、加工したブルーベリージャムを提供した。菓子を味わってもらいながら研究成果も発信しようという趣向だ。
 試食した農学部付属複合生態フィールド教育研究センターの斎藤雅典教授(土壌肥料学)は「自分たちが加工したジャムが、こんなにおいしい菓子になるとは想像していなかった。果実の食感があっておいしい」と太鼓判を押す。
 東北大がオリジナルスイーツを開発するのは今回が初めて。谷口善孝広報課長は「卒業生以外の市民も大学に足を運ぶきっかけになってほしい」と期待する。
 ホームカミングデーは、東北大を市民に身近に感じてもらおうと創立100周年の2007年に始まり、8回目を迎える。講演会、コンサートなどさまざまなイベントが繰り広げられる。連絡先は東北大広報課022(217)5059。

タイトルとURLをコピーしました