東北大学が4年連続トップ 日本の大学ランキング

世界の大学の研究力などを評価した「世界大学ランキング」をまとめている英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は23日、日本の大学を対象にした2023年の「THE日本大学ランキング」を発表した。日本版は学生1人当たりの教員数など教育面の指標を重視し、東北大が4年連続のトップに輝いた。2位は東京大、3位は大阪大だった。

4位以降は東京工業大、京都大、九州大、北海道大、名古屋大、筑波大と続き、1〜9位を国立が占めた。10位は国際基督教大で、私立で唯一のトップ10入りを果たした。公立は国際教養大の15位が最も上位だった。

評価対象は271校。学生1人当たりの資金や教員数の手厚さで測る「教育リソース」、学生に授業の満足度を尋ねたアンケートなどを基にした「教育充実度」といった4分野の計16の指標をポイント化した。

分野別の1位は、「教育リソース」が東京医科歯科大、「教育充実度」は国際基督教大。企業の人事担当者らへの調査に基づく「教育成果」は京都大、外国人学生比率などの「国際性」は立命館アジア太平洋大だった。

日本版はTHEと日本の教育大手、ベネッセホールディングスが17年から共同で発表を開始し、今年で7回目。これまでの名称は「世界大学ランキング日本版」だったが、今回から変更した。〔共同〕

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