東北学院大は2日、4年生の男子学生1人の新型コロナウイルス感染を受け、本年度の授業開始日を予定していた22日から5月の大型連休明け以降に延期すると発表した。授業以外の学内行事に関しても、男子学生の詳しい行動を確認し、4月10日以降に新たな予定を公表する。
仙台市青葉区の土樋キャンパスで記者会見した千葉昭彦副学長は「感染者が出たのは残念。安全対策を講じ、授業を始めたい」と説明。感染した男子学生について「春休みで大学に来ておらず、学内での感染はない」と述べた。
大学によると、男子学生は3月20日、新型コロナのクラスター(感染者集団)の発生が確認された青葉区の英国風パブを知人と訪れた。27日に体調不良を訴え、31日に帰国者・接触者外来を受診。今月1日に陽性と判明した。
3月23日には学生の仙台市内の自宅を複数の学生が短時間訪問しており、大学は訪問した学生の健康状態を観察する方針。