東北新車販売 軽の落ち込み目立つ

 東北運輸局が4日発表した東北6県の8月の新車新規登録台数(速報値)は乗用車と軽自動車の合計が前年同月比14.8%減の2万3210台だった。乗用車は前年同月を9.8%下回る1万2264台、軽自動車は19.8%減の1万946台。それぞれ5カ月連続、3カ月連続の減少で軽自動車の落ち込みが目立った。
 県別は表の通り。乗用車で前年同月を上回ったのは岩手のみで、青森、秋田、山形、福島は10%を超える下げ幅となった。軽自動車は全県でマイナス。青森、岩手、秋田、山形は20%以上の大幅減だった。
 新規の全登録台数は前年同月比13.8%減の2万6520台で、5カ月連続のマイナス。乗用車は普通(3ナンバー)が5.9%減の5664台、小型(5ナンバー)が12.9%減の6600台。トラックなどの貨物は4.6%減の2379台となった。
 東北運輸局は「前年は新車効果で軽自動車を中心に好調だった。ことしは9月の決算時期を前にした買い控えと、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が重なったようだ」と説明する。

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