東北最大級・箱堤交差点、一夜で橋架かる 国道4号仙台バイパス立体化工事

東北最大級の交差点に、一夜で橋が架かる。東北地方整備局仙台河川国道事務所は2日夜、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)を立体化するため、交差する市道上を通る陸橋の架設工事を始めた。長さ約85メートル、重さ約600トンの橋桁を3日未明までに移動させる。

上空65メートル

 交差点の北側に組んだ4車線の橋桁を南側に向かって徐々に送り出し、市道の上空65メートルを渡す工法を採用。一部の通行を規制した上で、作業は午後10時10分ごろに始まり、橋桁の先端部分が午後11時ごろ、南側の橋脚に到達した。

 21日夜~22日朝にも通行規制を行い、橋桁の位置を固定する工事を行う。

 箱堤交差点は国道側が11車線、市道側が9車線ある全国屈指の規模で、国道側の1日通行量は7万~8万台(2015年度)。渋滞緩和と物流効率化を図る立体化事業の総事業費は約120億円。24年度中の開通を目指す。

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