東北梅雨入り どんより鉛空 夏至とともに

仙台管区気象台は21日、東北地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より南部は9日、北部は7日遅く、昨年より南部、北部ともに8日遅い。北陸地方も梅雨入りし、北海道を除く日本列島は全域で梅雨の季節を迎えた。
東北地方は21日、低気圧や前線の影響で曇りや雨となった。この先1週間は初めは晴れる地域もあるが、曇りや雨の日が多くなると予想され、管区気象台は梅雨入りの条件を満たしたと判断した。
仙台市宮城野区榴ケ岡では、どんよりした梅雨空の下を傘を差して歩く人が行き交い、高層ビルは湿った空気に包まれてかすんだ。
梅雨入りは二十四節気の「夏至」と重なった。太陽が真南を通るときの高さが1年で最も高く、昼間が最も長くなる。21日の仙台の日の出は午前4時13分、日の入りは午後7時3分。
管区気象台によると、22日の東北地方は曇りや雨から次第に高気圧に覆われ、晴れ間が広がる見通し。

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