プロ野球の守備のベストナインを表彰する三井ゴールデングラブ賞が7日に発表され、東北楽天の田中将大投手が3年連続3度目の受賞となった。
球団創設9年目で初めてパ・リーグを制した東北楽天からは嶋基宏捕手と藤田一也二塁手も選ばれた。東北楽天から複数選手が選出されるのは初めて。パで同一チームのバッテリーが同時受賞するのは1998年の西武の西口文也投手と伊東勤捕手以来。
セ・リーグ優勝の巨人からは5年ぶりの阿部慎之助捕手をはじめ、ロペス一塁手、村田修一三塁手、長野久義外野手と球団別で最多の4人が選ばれた。初めてクライマックスシリーズに進出した広島からは前田健太投手、菊池涼介二塁手、丸佳浩外野手の3人が受賞。両リーグ最多得票は阪神の鳥谷敬遊撃手の221票。初受賞は西武の浅村栄斗一塁手、秋山翔吾外野手(八戸大出)、ソフトバンクの今宮健太遊撃手ら8選手。
選考は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当者の投票で行われ、有効投票数はセが261、パが227だった。
今後の表彰はベストナインが21日、新人王が25日、最優秀選手(MVP)が26日に発表される。
<3年連続意味ある/東北楽天・田中将大投手の話>
名誉ある賞を受賞することができ、とてもうれしく思う。このような賞を3年連続で受賞できたことは、とても意味のあることだと感じている。1年間プレーできる環境を整えてくれた皆さまに感謝したい。
<来年も受賞したい/東北楽天・嶋基宏捕手の話>
選手として、そして捕手としても価値のある賞を受賞でき、とても光栄に思う。今シーズンは日本一になることができ、そんな中で賞をいただけたことはチームメートをはじめ、関係者の皆さまのサポートのおかげだと思う。来年も受賞できるように頑張る。
<目標にしてきた賞/東北楽天・藤田一也二塁手の話>
プロ野球選手として目標にしてきた賞なのでとてもうれしく、選んでいただけて大変光栄に思う。これからも一生懸命に練習して、来シーズンも賞に恥じないプレーを見せたい。応援してくれているファンと日本一のチームメートに感謝します。