東北楽天の今江監督が退任

プロ野球東北楽天は11日、今江敏晃監督(41)が今季限りで退任すると正式発表した。今季が2年契約の1年目だった。

 今江氏は石井一久前監督の退任を受け、1軍打撃コーチから昇格した。12球団最年少監督として臨み、チームは球団史上初めて交流戦を制した。シーズン終盤までクライマックスシリーズ(CS)争いを繰り広げたが、最後は今季ワーストの8連敗を喫するなど失速し、67勝72敗4分けで3年連続の4位に終わった。

 シーズン中は戦力補強がない中でのかじ取りを強いられた。チーム内からは選手の起用法や采配について疑問視する声が出ており、球団は任期途中での解任に踏み切った。

 今江監督は「若い自分にチャンスをいただけたことに感謝しています。全身全霊、信念を持ってぶれずにやったので悔いはありません。心残りは育ってきている若手選手を見届けることができないことと、ファンの皆さんに頂点の景色をお見せすることができなかったことです」との談話を出した。

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