東北楽天・次期監督は? 「古田監督」4割支持

 今季限りで退任するプロ野球東北楽天の星野仙一監督(67)の後任には誰がふさわしいか。河北新報社は東北楽天ファン計100人にアンケートを実施した。トップはヤクルトで選手兼任監督を務めた古田敦也氏(49)で、4割を超す支持を集めた。
 アンケートは20日、日本ハム戦があった楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)と、イースタン・リーグの西武戦があった宮城県利府町中央公園野球場の2カ所で行った。
 古田氏を支持したのは42人。理由として、人間性や若さを挙げる意見が多かった。2006~09年に東北楽天を指揮した野村克也氏(79)と師弟関係にあり「ID野球を受け継いでいる」(30代男性)も複数あった。04年のプロ野球再編問題では、日本プロ野球選手会長として12球団維持に尽力した。「東北楽天ができるきっかけをつくった」(20代男性)と好感を持つ人もいた。
 05~11年にチームの主砲として活躍した山崎武司氏(45)は9人が推薦。60代女性は「厳しくも優しい。宮城を愛してくれた」と好感を持つ。
 同じく9人が支持したのは大久保博元・東北楽天2軍監督(47)。2軍本拠地の利府では4人が推した。今季は星野監督の代行を17試合務め、50代男性は「若手の育成がうまい」と評価する。
 歴代監督の再登板を望む声も根強い。05年の球団創設1年目を率いた田尾安志氏(60)を挙げたのは8人。「戦力が整う前に解任された」(60代男性)との同情票が集まった。野村氏を推した6人は「新人の松井裕樹投手を育ててほしい」(40代男性)などと願う。
 元巨人投手の桑田真澄氏(46)は5人が支持。プロのコーチ経験はないが、50代女性は「褒めて育てる指導者を見たい」と新たなスタイルに期待した。星野監督の続投を熱望するのは20、30代の女性4人。
 「現在のチーム、選手をよく知っている」との理由で、佐藤義則東北楽天1軍投手コーチ(60)の昇格を4人が求めた。
 東北楽天の主砲ジョーンズ外野手(37)、現役時代に「ミスターイーグルス」の愛称で親しまれた礒部公一東北楽天1軍外野守備走塁コーチ(40)らの名前も挙がった。
 回答者は男性60人、女性40人。年代別では10代以下6人、20代19人、30代24人、40代16人、50代18人、60代以上17人。

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