プロ野球東北楽天は12日、来季監督に球団ゼネラルマネジャー(GM)の石井一久氏(47)が就任すると発表した。GM職も兼務する。今季指揮を執った三木肇監督(43)は2軍監督に配置転換となる。
石井氏はオンラインで記者会見し「2013年、日本一になった時のあの景色をもう一度、東北の皆さんに見せたい。GM就任時から、常勝チームにすることを使命にしてきたので、何を言われようがぶれずにやっていく」と述べた。
石井氏は18年9月にGMに就任し、浅村栄斗内野手らフリーエージェント(FA)選手を複数獲得するなど大型補強を進めた。コーチなどの指導者経験はなく、引退後初めての現場復帰となる。
就任1年目の三木監督は8月下旬まで首位争いを演じたが、その後は失速して4位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。
石井氏は千葉県出身。千葉・東京学館浦安高から1992年ドラフト1位でヤクルト入りし、本格派左腕として活躍。2002年から米大リーグでプレー。06年に日本球界に復帰しヤクルト、西武でプレーし、13年に引退した。日米通算182勝137敗1セーブ。