東北灯油値上がり続く 前年同期比で店頭185円高

 灯油が最需要期の1、2月を前に値上がりが続く状況となっている。石油情報センターが22日発表した価格調査(20日現在)によると、灯油18リットルは給油所店頭、配達ともに前週より19円上がり、それぞれ1369円、1458円となった。東北のレギュラーガソリン1リットル当たり平均小売価格も前週より60銭上がり、132円90銭となった。
 灯油は11月29日から4週連続の上昇。昨年12月21日と比べると、店頭で185円、配達で179円高い。
 県別の店頭価格は福島が1397円(前週比20円高)で最も高く、山形は1352円(25円高)で値上がり幅が最も大きかった。宮城は1349円(19円高)。
 センターは「灯油、ガソリンとも原油価格の上昇が反映されている。灯油は季節性もあり、卸価格が高めになっているのではないか」と言う。今後については「原油価格は一進一退で、小売価格も当分小幅な値動きが続く」とみている。
 ガソリン価格を県別に見ると、秋田が10銭下がったほかは5県で上がった。価格は高い順に青森133円60銭(前週比50銭高)、福島133円40銭(80銭高)、山形133円10銭(1円60銭高)、岩手132円50銭(20銭高)、秋田132円50銭、宮城132円20銭(60銭高)。
 山形の上昇幅は群馬(2円)、福井(1円90銭)に次いで全国で3番目だった。
 ハイオクは143円60銭、軽油は113円20銭でともに60銭高。全国のレギュラーは50銭上がり、133円70銭だった。

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