東北福祉大と工学院大・神戸学院大 「社会貢献学会」設立へ

東北福祉大(仙台市青葉区)と工学院大(東京)、神戸学院大(神戸市)は5日、市民学会「社会貢献学会」を発足させる。3大学はそれぞれ大規模地震発生の恐れがある地域に立地しており、学会は「社会貢献活動支援士」の資格を独自に設け、災害やボランティア現場で活躍する人材育成に取り組む。
 学会の事務局は、東北福祉大内に設置。会長には同大の渡辺信英学長補佐が就く予定。市民からも会員を募る。防災・減災などの社会貢献活動の実践や研究を重ね、成果の社会還元を目指す。
 社会貢献活動支援士の資格認定や、CSR(企業の社会的責任)の取り組みの評価・認証も手掛ける。
 3大学は2009年度、災害時の協力を想定し、各校の頭文字を取った「TKK3大学連携プロジェクト」に着手。福祉や工学といった各校の得意分野を生かし、講義の相互配信などを通して共同で防災教育を進めてきた。
 学会の設立総会と記念シンポジウムは5日、工学院大で開く。危機管理教育研究所(横浜市)の国崎信江代表の基調講演と、防災関係者によるパネル討論を行う。
 当日の模様はサテライト会場の東北福祉大と神戸学院大に中継される。時間は午後2時~5時半。入場無料だが、サテライト会場への参加は事前の申し込みが必要。
 連絡先は東北福祉大TKK分かち合い連携センター022(207)1804。

タイトルとURLをコピーしました