東北絆まつり、来年の大阪万博での実施決定

仙台市は9日、東北6県の夏祭りを一堂に集める「東北絆まつり」が2025年大阪・関西万博で実施されることが正式に決まったと発表した。メインのパレードは25年6月14、15の両日、会場内のEXPOアリーナ(大阪市)で繰り広げられる。

 万博を運営する日本国際博覧会協会から25年6月12~16日の5日間、会場の使用を許可する通知を受けた。6県庁所在市や東北観光推進機構が23年11月、企画書を合同で提出していた。

 アリーナは円形の屋外イベント広場。広さ約2万3000平方メートル、収容人数1万人規模の会場で、青森ねぶたや仙台すずめ踊り、福島わらじのステージ演舞やパレードを披露する。場内には各県のブースも設け、観光や特産品をPRする。

 絆まつり実行委員会事務局を担う仙台市東北連携推進室の担当者は「東日本大震災で世界各国からもらった支援に感謝を示し、復興の先に向かう東北の姿を発信したい」と意気込む。

 東北絆まつりは17年に「東北六魂祭」の後継行事として始まり、23年で6県を一巡した。今年は6月8、9の両日、仙台市中心部で開かれる。

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